mercibeaucoup

30代。厄年。役職3年目。

願いを込めて、にゅうめんを

自宅で娘さんと生活していた、おばあちゃん。
昨年の7月から食欲が落ち、誤嚥性肺炎の診断で入院。
退院と同時に、うちの施設に入所した。


入所当初は、食欲低下が続いていたから、
食べてもらえるものを探すのに、色々苦労したなあ。

誤嚥性肺炎の入院だったけど、
嚥下障害は軽かったから、
食事形態は一口大、水分は薄めとろみ添加で可。
疾患による食事制限指示も特別になかったから色々試した。

ご家族からの聞き取り、相談したり、
本人の食事状況を見て、
アイスクリーム、シャーベット、お茶ゼリー、冷たいお茶、緑茶、、などなど。

最終的にヒットしたのが、にゅうめん。

普段は、
お盆の上のご飯やおかずを、少しずつ摘むように食べるだけ、
声をかけないと食べ始めなかった程、
食事に対する積極性はなかったのに、

にゅうめんを出した時は、
「わあ、にゅうめん大好き!」と言って、1番に自分で食べ始めた。
その時のことを、私はシッカリと覚えてる。

以降、食欲は少しずつ回復し、
「おいしかったよ」と毎食ペロリと全量食べられていた。


先週までは。


最近また食欲が落ちている。
車椅子の自操速度も遅くなった。
左側に体が傾く。
傾眠傾向だ。
発語が少ない。
表情の変化が少なく、笑顔が減った。


明らにレベルダウンしてきている。


今朝、病棟の課長さんと話し合った。
昨年と同じ状態になってきているのでは、と同じ見解だった。

だから、願いを込めて、
にゅうめんを。

今日のお昼から再開した。


高齢者は夏に弱い。
気温や湿度の変化には、本人よりも敏感に身体が反応する。
自覚症状のない、高齢者にいち早く気付き、
早期対応を取る。

あとは結果を待つ。
寄り添い、見守る。
忘れたくないな、寄り添うこと。